2018年12月06日

八ッ場ダム現場見学会参加報告

平成30年11月17日(土)、東京コンクリート診断士会(主催)、日本コンクリート診断士会(共催)が企画した「八ッ場ダム現場見学会」に参加しました。23名の参加者で八ッ場ダムへ向けて出発。

見学スケジュールは、以下の通りです。

8:00 集合・受付

12:00〜13:00 昼食

13:10〜13:40 現場事務所にて八ッ場ダム概要説明

13:50〜14:30 ダム右岸天端

14:45〜15:30 ダム上流側(上流締切)

19:30 解散


往路の車内で、参加された小林茂敏氏(ダム技術の有識者)よるRCD工法について事前講習がありました。
車窓からは晩秋の紅葉が見頃で美しい風景が堪能しながら現地へ向かいました。

昼食先「中居屋」で現地集合の参加者10名と合流。中居屋は、江戸時代の豪商「中居屋重兵衛」の末裔が営む割烹・蕎麦屋、重兵衛の業績を残した文献や史実が展示された商家で歴史を感じる店内でした。
立ち寄り先の道の駅「八ッ場ふるさと館」では、上流側のダム湖となる箇所から遠目でダム現場を見ることができました。


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「中居屋」:石臼で蕎麦を挽く様子

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道の駅「八ッ場ふるさと館」に展示されているダンプタイヤ
〜大きい!!〜


八ッ場ダム建設所事務所(八ッ場ダム本体建設工事 清水・鉄建・IHI異工種建設工事共同企業体)に到着し、現場を案内していただく方に迎えられ、事務所内セミナー室にて八ッ場ダム概要の説明を受けました。


タイトルは、八ッ場ダムのミッションのひとつである「洪水を防ぐ」とあり、八ッ場ダムについて下記に示す内容の説明をいただきました。

@八ッ場ダム計画の経緯

・利根川の治水の始まりは江戸時代に始まる。徳川家康によって「利根川の東遷」(水路や支脈川、堤防等を築いて流れを東に移し、銚子で海に注ぐように耐規模な河川改修)を行われた。しかし洪水被害は収まらず明治33年から昭和14年にかけて数回の改修工事が進む。事前の対策にもかかわらずカスリーン台風の記録的豪雨で堤防が決壊、洪水が東京の葛飾区や江戸川区にまで及ぶにいたった。

・この昭和22年のカスリーン台風による利根川の堤防の決壊(関東地域の被災)を受けて、昭和27年から洪水対策の調査に着手。昭和44年に住民との交渉が始まるが難航する。ようやく平成7年に基本協定が締結され建設事業に取り掛かる。民主党政権時代に工事が中止されるが、自民党政権のもと平成27年にダム本体右岸の発破による掘削工事で再開し、平成31年完工を目標に工事が進んでいる。


A八ッ場ダムの概要

利根川水系ダム(8箇所)による総合的な利水対策

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(矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム下久保ダム、草木ダム、渡良瀬遊水地)

・ダムの目的

洪水調節:利根川の基準地点八斗島における洪水時のピーク流量を上流部の洪水と併せて調節する。
新規都市用水の供給:水道水(群馬県、藤岡氏、埼玉県、千葉県、北千葉広域水道企業団、茨城県)、工業用水(群馬県、千葉県)へ供給
発電:八ッ場ダム発電所において、最大出力11,700kwの発電

・ダムの工事内容

ダム土工:約84万m3
堤体工:
 ダム型式:重力式コンクリートダム
 堤高:116.0m(利根川水系ダム8位)
 堤頂長:290.8m
 堤体積:約100万m3
 流域面積:711.4km2(利根川水系ダム1位)
 総貯水容量:1億750万m3(利根川水系ダム3位)
 湛水面積:約3km2
基礎処理工:
 コンソリデーショングラウチング工:3,171m
 カーテングラウチング工:27,464m
リムグラウトトンネル工:305m
法面工:
 法枠工:14,000m2
 植生工:37,117m2
仮設備工:骨材製造設備・コンクリート製造設備・コンクリート打設設備
ダム用水門設備工:(IHIインフラシステム所握)

・コンクリート工

RCD工法(本体部)
普通セメント100kg/m3・フライアッシュ30kg/m3、骨材寸法80mm
コンクリート練上り温度:23℃ 硬化温度:45℃に調整
供給能力:360m3/h

・ダム設計図(八ッ場ダム工事事務所HPより)

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*現場見学写真と比較参考にして下さい。

C現場見学(以下写真参照)

上流側吾妻渓(湖面の下になる)

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ダム天端(右岸より望む)

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下流側(発電所工事)

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生コンプラント(3㎥ミキサー)2機

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骨材プラントへの見学は時間がなく断念することとなりました。


新東産業株式会社 コンクリート診断士 仲田昌弘




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2018年11月15日

H30年度 コンクリート好学館模擬試験 報告

平成301111日(日)、コンクリート好学館 模擬試験を開催しました。
コンクリート好学館 東京会場、神奈川会場の受講者15名が参加し、コンクリート工学会・ コンクリート技士・主任技士試験の当日さながらの内容となりました。

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講師の田辺昭人より、当日の注意事項等説明を行い、

・コンクリート技士 4択40問、○×20
・コンクリート主任技士 4択30問、論文1

それぞれ2時間の時間制限内で実施しました。

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講師田辺の挨拶と説明

講師田辺の難問に果敢にチャレンジ、苦戦を強いられている様子でした。

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試験チャレンジ風景


休憩とストレッチで頭をリフレッシュ!
解答、解説の後、自己採点を行い、弱点を把握し本番に備えるべき材料を確認しました。

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講師仲田より論文作成について説明がありました。予想される課題と対策についての秘策を特別に伝授!


参加者の皆さんは、残された2週間を充実させ、見事栄冠を得ることを心に誓い会場を後にされました。


新東産業株式会社 田辺将人





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2018年10月04日

神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会主催 技術セミナー報告

921日午後BASFジャパン株式会社 茅ケ崎技術開発センターにて技術セミナーが開催され、私、新東産業(株)仲田がファシリテーターを務めました。当日のセミナー内容についてのご報告します。


まずBASFジャパン(株)建設化学品事業部 茅ケ崎技術開発センター長 菅俣氏よりご挨拶及び研究所内の注意事項等の説明、同社 建設化学品事業部 首都圏シニアマネージャー 近藤氏、ポゾリス ソリューションズ(株)混和剤事業部 首都圏支店長 藤岡氏よりご挨拶をいただき、セミナーがスタートしました。


2019年のJIS A 5308の改正に含まれる「スランプフロー管理コンクリートの導入の動向」について:ポゾリス ソリューションズ(株)混和剤事業部 技術部課長 後藤氏

1.普通コンクリートでのスランプフロー配合の導入議論

建設作業員の不足、過密鉄筋による不具合の増加、トンネル覆工コンクリートでの中流動コンクリートの普及、CFT造や免震基礎等の普通コンクリートの高流動化の需要等々により必要が生じた。

2.議論の争点とまとめ

・増粘剤系高性能減水剤を必須としない
・石灰石微粉末等を用いた紛体系高流動コンクリートでもよい
・スランプフローで評価を行うコンクリートの場合は、材料分離を生じないように生産者は配合を定める
・試験方法に、スランプフロー試験後の材料分離の有無を目視で確認すると明記
・材料分離の評価基準は特に定めず(Jリングフロー試験は評価方法のひとつと位置づけ)

3.レディーミクストコンクリートの種類及び区分

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PDF資料はこちら → file01.pdf

4.Jリングフロー試験についての説明 

JIS A 11592018「コンクリートのJリングフロー試験方法」及び写真参照
JIS A 11502014「コンクリートのスランプフロー試験」参照
JIS A 1160:増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した高流動コンクリートのワーカビリティーの評価基準
・間隙通過性の評価基準(PJ値及びブロッキング値)についての説明があった。

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PDF資料はこちら : file02.pdf

5.JIS A 5308 スランプフローコンクリートの標準化にあたってのポイント

・材料分離のないことがポイント
  増粘剤含有高性能AE減水剤の使用が容易(設備、材料の視点から)
  材料分離はスランプフローの上限側で確認するのが望ましい
    27-45-2033-50-2036-55-2040-60-20等、
    設定フローの中で最も呼び強度が小さい配合について検証
  材料分離抵抗性・間隙通過性を確認する。
    JIS A 1150JIS A 1159により試験、目視観察を行う。
 等、基礎知識を習得した。そのうえで、コンクリート試験練りを行った。

・試験室において下記のコンクリートの試験練りを実施した。
  普通コンクリート
   @W/C46.1%−21cm20N(スランプ21cm:呼び強度33N
  中流動コンクリート
   AW/C46.1%−60cm20N(スランプフロー60cm
   BW/C46.1%−60cm20N(スランプフロー60cm)・増粘剤系
   CW/C53.0%−60cm20N(スランプフロー60cm
    (呼び強度27N)・増粘剤系
→試験結果PDF資料はこちら: result01.pdf result02.pdf result03.pdf


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スランプフロー管理コンクリートの導入動向について(後藤氏)
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コンクリート試験 普通コンクリート(スランプ21cm)
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フローコンクリート(60cm:増粘剤を含まない)
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Jリングフロー試験(フロー:60cm/増粘剤を含まない)
間隙通過性:粗骨材残る
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PJ値測定(間隙通過している箇所の高さ)
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PJ値測定(中心部の高さ)粗骨材が残っている。
ブロック現象
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フローコンクリート(増粘剤含有)
分離抵抗性に優れ、間隙通過性も良好
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Jリングを外した状況
通常のフローと同等(中央にやや粗骨材が残る程度)
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U形試験機による間隙通過性試験(増粘剤含有コンクリート)
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U形試験機による間隙通過性試験(増粘剤含有コンクリート)
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フローコンクリート(増粘剤含有)27-45-20N
フロー値の上限において分離の目視確認
フロー値:50.8x48.9cm 分離無し



6.まとめ

i-Construction・生産性向上」、JIS A 5308の改正に伴うるスランプフローコンクリートの導入を見据えた「流動化コンクリート」への新しい技術を体験した。
多くのメリット(生産性/(人材不足、作業性の向上)、経済効果/(耐久性、サスティナブル社会の実現)等々)と可能性を期待する高流動コンクリート、汎用的な商品として推進したいところである。
JIS Q 17025JIS A 5308JIS Q 1011JIS Q 1012の改正及びJASS5の改正について概要の説明があった。


セミナー後の懇親会では、コンクリートの生産の立場の技術者の方々、材料メーカー(混和材料)の方々、設計の立場の建築士の方々、異なる視点からの情報交換ができ、有意義な時間を過ごすことができました。


新東産業株式会社 仲田昌弘



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2018年09月13日

東京コンクリート診断士会 第22回技術セミナー参加報告

2018年7月31日(火)午後1時〜5時、(公社)日本コンクリート工学会 半蔵門ビル11階において「第2回技術セミナー」が開催された。
セミナーの内容・概要を報告する。

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小野会長挨拶


1−JCD(日本コンクリート診断士会)法人会員の保有技術紹介 3編


表面保護ケイ酸塩系表面含浸工法「エバープロテクト」及び表層吸水量試験機「POROSiT」
株式会社エバープロテクト 高島達行氏

コンクリート構造物の長寿命化や耐久性の向上のため、新設コンクリート表層部の初期性能向上、予防保全、既設コンクリートの性能回復、維持保全を目的とした「ケイ酸塩系表面含浸工法」の紹介である。
そのメカニズムは、セメント水和物に近い組織のC-S-Hゲルの生成により、有害空の隙を無害空隙(ゲル空隙)に緻密化し、表層を改質することである。加圧透水試験により緻密化、改質されたことが検証されている。
中性化、凍害、塩害等の改質(侵入因子のプロテクト効果)、0.2mm以下のひび割れへの改質効果、鋼材腐食抑制にも効果がある。

コンクリートの表層品質を評価することで構造物の耐久性能を推測しようとする目的で非破壊で簡単に表面の吸水量を測定する試験機の紹介である。
単位面積当たりの吸水量の時間的変化量を表面吸水速度と定義し、表面品質を評価するものである。

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株式会社エバープロテクト 高島達行氏



橋梁等塗膜中の有害物質調査について
株式会社太平洋コンサルタント セメントコンクリート営業部分析営業グループ 山崎剛氏

橋梁における鋼構造物には、対象物の保護(防食・防錆)や美観・美装等を目的として塗装が施されている。この塗装物質には有害物質(鉛、クロム、PCB等)含まれ、(1)塗膜剥離作業者の健康障害の防止、(2)環境汚染防止、(3)旧塗膜の適正な廃棄物処理のために調査をする必要性が生じた。(厚労省の通知より)
→分析方法、判定基準、対処方法名地について説明があった。



あと施工アンカーの非破壊検査装置「アンカパルテスター」
株式会社アミック 高橋雅則氏

インフラ設備の固定、耐震改修等に使用されている「あと施工アンカー」であるが、施工時の品質確認や適切な維持管理が行われていないと笹子トンネルの天井板の落下事故に代表されるような重大事故に繋がる。安全・安心に対する要求が大きい。
現状は、目視・接触打音検査(全数自主検査)、非破壊引張検査(抜き取り検査)が行われているが、課題があり有効な新技術が必要とされている。
「アンカーパルステスター」は、施工時に完全非破壊検査、イニシャルデータが維持管理に使用できる。等の特徴を持ちインフラ構造物の生産性向上を図ることができる。本技術は、@電磁パルス法により、定着部の健全性を評価する、A超音波パルス法により埋め込み長さを測定する、測定者の技量差が出にくく、全数検査が容易に行えるのが特徴である。



2−シールドトンネルの設計・施工〜維持管理
佐藤工業株式会社 土木事業本部 技術統括部長 早川淳一氏

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技術統括部長 早川淳一氏

・シールド工法の歴史、定義
・覆工の設計
・シールド工法施工フロー
・シールド機の計画のポイント
・シールド技術の多様性と新技術
・シールド掘削管理技術
・維持管理

以上7編について講演をいただいた。大正6年、日本最初のシールドトンネル「折渡隧道」から始まり、様々な視点からトピックスを交えて具体的に説明をしていただいた。資料は必見である。



3−画像解析を用いたコンクリート構造物のひび割れ点検技術
大成建設葛Z術センター 社会基盤技術研究部・材料研究室 堀口賢一氏

橋梁の点検基準:点検は5年に1回の頻度を基本とし、点検は近接目視により行うことを基本とするとある。「近接目視」→肉眼により部材の変状等の状態を把握し評価が行える距離まで接近して目視で行うこと。

この様な背景から、@ひび割れの確認や状態の変化を定量的に評価、Aばらつきが少なく、定量的な評価が容易に行う、B容易に近づけない場所への対応(危険作業やコスト削減)が新しい技術の要請がある。

ウェーブレット変換を用いた画像解析技術を使用することで

・ひび割れ分布を客観的に評価
・ひび割れ幅ごとの延長が定量的に評価
・画像の明暗の影響が受けにくく、ひび割れ検出の再現性がよい
 従って、ひび割れの経時変化を定量的に把握
・高所作業が不要となるため作業の安全性、生産性が向上

が可能になったことの実証実験を紹介された。
今後の実用展開が期待される。


4−土木研究所版「コンクリート構造物の補修対策マニュアル(案)
国立研究開発法人土木研究所 先端材料資源研究センター 片平博氏

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片平博氏
  
土木研究所で整理された補修マニュアル(案)が紹介された。

主な劣化要因について、人間に例えたら

・塩害 … 癌:内部から
・中性化 … 老化:表面から
・凍害 … 老化:表面から
・アルカリシリカ反応 … 成人病

等と捉えて、現実・実態・Realism、@維持管理では予想しなかったこと、A考えていなかったことが問題になっている。これら踏まえて
1.重大な劣化(の疑い)かどうかの判断
 ・現場をよく見る
 ・変状の説明が的を得ているか?
2.補修の方針を確認する
 ・補修方針が明確に説明されているか
 ・時間的な要素も重要(劣化速度、供用年数との関係)
3.各種補修工法の得失を理解する。
が大切なこと。
マニュアル(案)の構成をもとに、具体的に説明があった。 
(※マニュアル(案)は土木研究所先端材料資源研究センター(iMaRRC)のホームページからダウンロードできます。)


新東産業株式会社 仲田昌弘 コンクリート診断士・東京コンクリート診断士会会員



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2018年04月26日

ルブリ:「活躍するポンプ先行剤」

タケ・サイト株式会社の「ルブリ」=生コンクリート圧送用ポンプ先行剤は、昨年夏より様々な現場において試験施工を繰り返し、多種彩々の現場のニーズに対応可能な品質を有した商品になりました。
最近の施工例を紹介します。

施工例1.圧送距離:70m ルブリ:30kg 生コン:27-15-20-N


ルブリ圧送:ポンプ車(ブーム管)
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ルブリ圧送:水平管
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圧送動画@ルブリ投入状況:配管から30kg投入

圧送動画A生コン圧送状況(水平管30m)

圧送動画Bポンプ先から排出されたルブリ



施工例2.圧送距離:40m ルブリ:15kg 生コン:36-18-20-N

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ルブリ溶液(僅か15リットルでOK)
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配管状況:ブーム管約35m 生コン性状
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生コン圧送中
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ルブリ先行材の排出及び生コン
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正常な生コン:排出廃棄する量は、50リットル程度
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順調に打設


多くの試験施工にご協力いただいた有限会社藤田圧送 代表取締役 藤田太三様をはじめとする協栄会のメンバーの方々、ご採用いただいた施工業者の皆様方には、この場をもって厚く御礼申し上げます。


ルブリ(生コンクリート圧送用先行剤)タケ・サイト株式会社製のお問い合わせは、
新東産業株式会社 営業担当までご連絡下さい。




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2018年02月22日

東京セメント建材協同組合「建材店のための生コンクリートセミナー」参加報告

東京セメント建材協同組合 生コン委員会が主催する技術講習会
“平成29年度「建材店のための生コンクリートセミナー」 責任をもって納入する(配合計画書作成依頼書編)”
が、平成30年2月4日(日)に開催された。
今回のセミナーは、同組合が制度化した「建築材料アドバイザー・生コンクリート部門」の継続的事業の一環として実施されたもので、建材組合員のスキル・アップを図り、お客様に適切なアドバイスや、生コン打設でのトラブルを未然に防ぐことを目的としている。
講師は同委員会の古谷憲一郎 技術部長(石川生コンクリート専務)が担当し、約20名が参加した。

講義に先立って、当組合の村越義雄理事長より、生コン受注業務の安定が、業界をはじめ当組合の基盤、そして発展に繋がる大切な業務であると励ましの挨拶を頂いた。
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村越義雄理事長挨拶

また、中島浩司委員長(中島商事(有) 専務)からこのようなフォローアップセミナーを年に2〜3回実施し、4年経過した生コンアドバイザー資格制度の充実化を図る旨の挨拶があった。
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中島浩司生コン委員会 委員長挨拶


セミナーの内容は、生コン発注の際に必要な「配合計画書」を“作成するための作成依頼書”の作成手順を学習し、実際に様々な条件のもとで作成、完成させるプログラムであった。
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講師:古谷憲一郎生コン委員会 技術部長

「配合計画書」は、生産者(JIS 工場)がレディーミクストコンクリートを販売・納入する購入先に対する“契約書”及び品質に関わる“品質証明書”に相当する書類で、JIS規格では「配合報告書」は納入に先立って購入者に提出しなければならないと規定されている。
重大なトラブルは、配合強度を間違えて低い強度の生コンを発注・打設してしまい、高額の補償を余儀なくされるケースである。従って、間違えをしないための配合計画書依頼作成を造ることがいかに重要であるかということを認識した。

そのポイントは、主な仕様書
1)JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)
2)土木学会標準仕様書(土木学会)
3)建築工事標準仕様書JASS5(日本建築学会)
があること。
さらに、JASS5には2003年度版・2009年度版・2015年度版が重複使用され、見極めをしなければならない点があること。設計書に特記仕様があり指定事項があること。工場によってコンクリートの配合が異なることなど・・・。これらを丁寧にひとつひとつチェックして記入、作成していく作業である。

午後には学習した内容を確認する目的で条件の異なる配合作成依頼書を作成、終了後に質疑応答を交え、古谷講師から丁寧な解説を受けてセミナーは終了した。
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質疑応答



新東産業株式会社 営業・技術サービス担当 吉川嵩吾



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2018年01月19日

コンクリートひび割れ補修工法(エポキシ樹脂注入による補修工法)のご紹介

従来の低圧注入工法の作業性を改善した画期的なテープ注入工法をご紹介します!


従来はひび割れを樹脂で固めてシールした作業でしたが、ひび割れの上にシールテープを貼るだけで、樹脂を低圧で注入することが可能な工法です。

その概要を施工写真で見てみましょう!
(※ご紹介内容には試験施工が含まれるため、詳細写真が掲載できませんがご了承ください。)
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ひび割れ幅:0.15〜0.3mm コンクリート製品
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ケレン・プライマー塗布・シール貼
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インジェクション注入(注入状況が目視確認できる)
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砂防ダム:ひび割れ幅0.1〜0.25mm
ケレン・プライマー塗布・シール貼
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写真上部:注入器による低圧注入
写真下部:インジェクション注入

★特 徴★

低圧注入工法用「シール材」を用いることで
・透明のシールテープでひび割れの状況を目視・確認できる
工期の短縮が図れる
  シール作業:樹脂の硬化を待つ必要がない
  撤去作業:シールした樹脂のケレン作業が不要
・目盛付きシールテープで注入間隔を用意に確認
更に、インジェクションガンを用いて注入することが可能(注入状況が可視化できる)となり、必要量の樹脂で無駄がない。また、低圧注入器も必要としません。

★材 料★

エポキシ樹脂
 硬質形エポキシ樹脂で0.5mm以下の注入に適する。
 JIS A 6204 硬質形-低粘度形-一般用に適合
 ネクスコ各社の品質規格 1種に適合
シール材
 シールテープ「せこたん」CS-5010
 専用プライマー(下地処理材)

★施工方法★

1.表面処理(ケレン作業)
 粗い面はグラインダー、僅かな凹凸はスクレーパー等で処理
2.清掃
 ブラシ・ハケ・エアー等で清掃
3.プライマー塗布
 刷毛で専用プライマーの塗布(15分〜30分で乾燥)
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4.シールテープの貼付け
しわ、気泡の混入が無いように貼る。ローラーやヘラで圧着
注入位置にカッター等で穴開
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5.注入
低圧注入器で行うケースは、注入器を取付所定の注入作業を行う
ノズルを注入孔に押し当て、ゆっくりトリガーを引きながら樹脂を注入
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6.後処理
シールテープを90度の角度でゆっくりと剥がす
貼付跡や樹脂の滲みは、ブラッシングやグラインダーで処理


ご紹介したシールテープ注入工法による補修工事のご依頼、材料のご注文は、弊社 新東産業株式会社でお取り扱いしております。
ご質問、ご不明な点等がありましたらお気軽にお問合せください! 弊社担当営業が詳しくご説明いたします!

※施工方法、商品についての資料はPDFファイルで閲覧またはダウンロードできます。

【お問合せ】営業担当者:仲田昌弘(日本コンクリート診断士会会員)、横田敏彦
TEL 03-5431-6171(代表)



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2018年01月09日

2018年 年頭のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます。

2018年、平成30年が始まります。2018年に対する見方は、経済的にはこのまま順調な成長を続けていくというのが大方の意見となっております。
我々の業界は、昨年が一つの底と言われ、今年からゆるやかに需要が戻ると期待されております。しかしながら成熟期をむかえ市場規模がほぼ一定の状況のなか、時代の流れに対して危機感を持ち、常に新しいことに挑戦するというハングリー精神を忘れず、出来ない理由を探すのではなく、とにかく試行錯誤してやってみることを心掛けて行きたいと思います。

「生コンクリート」の特性は不滅の建築材料であり、まだ色々な部分で進化できる要素があります。
「コンクリート」をとおして社会貢献ができ、少しでも皆様のお役にたてる企業であるよう、社員一丸となり邁進する一年にする所存でございます。
本年も変わらぬご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、戌の年の皆さまのご多幸をお祈りして、新年のご挨拶とさせていただきます。


2018年 元旦
新東産業株式会社 代表取締役社長 田辺 信




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2017年12月22日

ストレスに負けない! 健康マネジメント3

「脳を活性化させる健康マネジメント」

“ド忘れ” 気になるフレーズです。加齢とともに気になる“物忘れ”にも・・・。
“ド忘れ” の正体である脳を活性化させる正しい知識と対処方法を紹介します。

脳は「神経細胞の塊」、この神経細胞が活発に働くことで記憶能力や判断能力が働くという。この能力を補う物質に「脳由来神経栄養因子:BDNF/タンパク質の一種」があります。BDNFは、神経細胞を増やしたり成長させたりする脳の栄養源であり、記憶等の認知機能を担当する重要な脳スタッフと覚えておくと良いでしょう。このBDNFを増やして脳を活性化させるには、糖質の摂取と適度な運動が大切です。

脳細胞は年をとっても増える! 高齢者には朗報??
脳の神経細胞は、肌の神経細胞のように細胞分裂で新陳代謝するメカニズムとは異なります。また、加齢で脳細胞は減ると言われていましたが、1998年に脳細胞は年をとっても増やせることが判明しました。「大人になると脳細胞は1日10万個ずつ死す」というのは根拠のない伝説です。

脳の「海馬」は、全身から来るあらゆる情報が通過する「大脳の管制塔」の役目をしている部分です。この海馬の細胞を増やすのに、ウオーキングやランニング等の有酸素運動をすることが効果的であることが解明されています。有酸素運動をすることでBDNFが増え、海馬から生まれた脳細胞の成長促進を強力にサポートします。

栄養の摂取によりBDNFを増やすことが可能です。
チョコレートに含まれる“カカオポリフェノール”がBDNFを含む血流を促すことが2015年に健康効果に関する実証研究で報告されています。しかし、このポリフェノールは自然食品から摂取することが意外と困難です。

チョコレートには砂糖やミルク等の糖質と脂質が“カカオポリフェノール”より多く含まれているので取り過ぎは禁物です。血糖値の乱高下を招くこともあるので摂取方法にも気つけましょう。1日1かけら程度に抑え、ゆっくり味わっていただくのがお薦めです。

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*リスクマネージメント2017.7掲載より


次は、脳を活性化させる頭皮ストレッチをご紹介!

頭皮を刺激することは頭の筋肉のストレッチになります。頭の筋肉の血液やリンパの流れを整えることで、酸素や栄養源が脳へ行き渡らせて脳の活性化、生産性をアップします。頭皮のストレッチは同時に顔の表情筋もストレッチされます。そのため顔色や皮膚のツヤも変化してくるので表情豊かな顔つきになります。

頭皮を軟らかい指の腹で、直接刺激することで、毛根の深部まで血液を送り届けることができます。さらに脳の血流が増えることで、眼精疲労や眼精疲労からくる肩こりも軽減されるでしょう。

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*リスクマネージメント2017.7掲載より


@パソコンで目が疲れた時
1.中指をおでこの中心に置きます。
2.1の位置のまま、人差し指・中指・薬指をおでこに置きます。
3.中指で皮膚を左右に揺らしながら、後方(上方)に移動させます。
4.頭頂部までジグザグに頭皮を動かします。

A一仕事終えた時
1.両手人差し指・中指・薬指の6本を、髪の生え際の中心に置きます。
2.左右の指で、生え際に沿って小さく円を描くようにして、頭皮を動かします。
3.中心から耳の当たりまで、ゆっくりと指を移動させます。

B仕事が上手くいかない時
1.両人差し指を耳たぶのすぐ上に置きます。
2.人差し指を拠点にして、中指・薬指・小指を頭皮に添えます。
3.この時、指は髪の上ではなく、しっかりと頭皮をつかみます。
4.髪の毛をかきあげるように、指で頭皮を真横に滑らせます。

Cデスクワークで肩が凝った時
1.両手の人差し指・中指・薬指の腹を頭皮に置きます。
2.髪の上ではなく、しっかりと頭皮をつかんでください。
3.両手3本指で頭皮を押しながら円を描きます。
4.円を2回描いたら頭上に引っ張り上げます。
5.頭の側面と上部をずらしながら、4を行います。

このストレッチは、優しく、短時間(3~15分程度)で行います。頭皮に爪が当たらないように、また強く押すのもNGです。

posted by 新東産業 at 09:00| 徒然CSR考座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月30日

平成29年度第2回神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会参加報告

平成29年10月26日、「平成29年度第2回神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会」が開催され、参加した。

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技術交流会は神奈川県建築士会業務執行理事 青年委員長、一級建築士:エルアフィード株式会社・取締役 奈良直史氏と株式会社空間設計パートナーズ/一級建築士事務所 代表取締役 有泉恵美氏のお二人を講師にお迎えし、“設計者が「生コン工場に期待する事」”をテーマに行われた。

1.演題:「生コン工場に期待すること」
講師:一級建築士 意匠 有泉恵美氏


コンクリートの素材を生かした仕上げ材(打ち放しコンクリート)、“おしゃれなデザイン”・“シンプルモダン”をイメージする空間造りに採用される事例が近年増えている。
また、事務所やカフェ等のリノベーションにおいて、天井を張らずにRCの梁、スラブをそのままの空間として見せるデザインも多い。空間を広く見せるデザイン性と内装材を抑えたコスト低減も図れる等のメリットがある。
一方において住居空間としては、コンクリートは「硬い・冷たい」という感覚、ひび割れ等の欠陥の発生等から受入れ難い状況にある。
また世界を見渡せば、シドニーのオペラハウスやグッケンハイム美術館等、コンクリートの造形美を生かした美しく素晴らしい建築構造物がある。コンクリート素材の可能性は多いに期待したい。
まとめとして、コンクリートを生産される方々と構築された完成物を創造しながら、適切なコンクリートの配合について、耐久性・機能性・施工性・美観性について打合せをする場を持ちたいと締めくくられた。

2.演題:「コンクリートの新技術の活用」
講師:神奈川県建築士会業務執行理事 青年委員長、一級建築士 奈良直史氏


良質骨材の枯渇等によ骨材問題、部材の薄肉化(軽量・面積増等)や鉄筋の緻密化等から施工条件が厳しくなっているのが現状である。また、人材不足(若手や熟練工)、さらには作業員の高齢化も課題である。
これらの対応として高流動化コンクリートを積極的に実用化することが望まれる。分離抵抗性に優れ、自己充填性があるコンクリートは、バイブ不要で施工性の効率化(人材不足や初期欠陥の解消、型枠工事の省力化等)を図る。
具体的な現場施工の現状についてのご講演であった。

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コンクリートに関するワークショップを“設計する立場と製造する立場から”次の二つのテーマで議論した。 

(1)「コンクリートの魅力」
高強度が可能となった
JIS規格製品として未来を保証している
日々同じものを作っていいるが… 自然なもの(材料)から制作しているので、全く同一なものができない。(基本物性は満たしているが・・・)
造形が自由である
美観に優れるもの、綺麗に仕上がると素晴らしい
あたかも生物 “生コンクリート”の所以か

(2)「コンクリートの新技術の活用」
自己治癒コンクリート
コンクリートで植物を人工的に育てる。緑化コンクリート等

生産者・施工者・設計者が意見交換をすることでより良い構造物・建築物ができることが確信できた。もっと打合せを持って作り上げることを期待する。
一方、新技術について設備投資ができないのが現状であったり、生コン工場は依頼された配合の生コンを出荷することが優先し、施工性を考慮する打合せの場があれば、生コン工場側のPR、優位性(差別化)が得られ、双方のスキルアップが進むだろう・・・。
とまとめ、技術交流会を締めくくった。

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懇親会では、さらにヒートアップ!!
熱心で情熱的な若い技術者たちと議論する場を持てて大変有意義であったと講師お二方からお褒め??の言葉をいただいた。

新東産業株式会社 営業 加藤郷典



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