2016年04月15日

新東産業 コンクリートマスターへの第一歩

コンクリートマスターは、弊社お客様へのアシスタントとして適切なアドバイスができる技術者となることが目標です。

第2回目の今回は、細骨材の混合比率を変化させたときのコンクリート品質の変化を確認、お客様(施工者)の喜ぶコンクリートの製造を目指した試験となりました。
タイミング良く骨材の見直しを検討されていた藤田建材工業様にご協力いただき、実施させていただきました。
弊社からは、専務 稲田監修の下、技術課から尹、吉川(嵩)の若手2名 が技術力UPのため研修として参加させていただきました。
他メンバーとしてフローリック吉川氏、中西氏が参加。

◎使用した原材料の物性
1)セメント:太平洋セメント社製「普通ポルトランドセメント (密度3.16) 
2)細骨材:
 粗砂 石灰砕砂 栃木県佐野市産 (密度2.68,FM=2.89)
 細砂 陸砂  栃木県佐野市産 (密度2.58,FM=1.73)
3)粗骨材:砕石  栃木県佐野市産 (密度2.64,FM=6.50)
4)混和剤:AE減水剤(フローリックSV10L)
5)混練水:上水道水

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セメント採取状況(ローリーから直接取るとは・・)
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骨材も一から準備しました  
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二人で表面水の測定
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配合修正も計算しました



◎細骨材、石灰砕砂と陸砂の比率
配合:24−18−20N 
比率を6:4、7:3、8:2 どの比率がいいのか比較します。
1バッチ目で混和剤使用量の当たりを付けて、さあスタート!・・・とその前に、総監督の専務 稲田より『どの比率が一番いい状態だと思う?』と質問がきました。
私たち二人は6:4の陸砂が多く入っているものを選びました。理由は安易な考えで、砕砂より天然砂のほうが骨材として良いのではないか?単純に多く入っているから良いのでは?との見解。
総監督の反応は良くない。

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いざ練り混ぜ開始
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切り返しも大事な作業
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◎試験の結果
試験の結果は次の通り、練り混ぜ方法などは社内規格の通り実施しました。
6:4  スランプ19.5p 空気量4.3% フロー値32.5×29.0
7:3  スランプ20.0p 空気量4.0% フロー値34.5×31.0
8:2  スランプ21.0p 空気量4.3% フロー値34.0×34.0

参加した皆さんの意見は全員一致で 7:3の状態が良いことに・・・。
私たちの予想は散りました

気持ちを切り替えて、貧配合でも確認しました。
18−18−20N
6:4 スランプ19.5p 空気量4.2% フロー値30.0×28.0
7:3 スランプ20.0p 空気量4.8% フロー値.32.5×31.5
 
こちらの結果はどちらも良かったです。現場での仕上げはどちらが好みかというところ。


◎おわりに
今回、砂の比率が違うと状態がこのように変わることを目の当たりにでき、新たな発見ができました。
本日の体験を皆様の工場で活かせるように、そしてこれからも日々成長出来るように技術課一同頑張っていきます。
最後に、藤田建材工業社の皆様には大変お世話になりましたこと、あらためて御礼申し上げます。
 

新東産業株式会社 技術課  尹 星二




posted by 新東産業 at 09:00| 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする