2016年08月09日

第2回神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会参加

平成28年7月29日(金) GCPケミカルズ株式会社 厚木工場にて、神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会主催によるコンクリート・ワークショップが開催された。
参加者は、神奈川県小型生コンクリート協同組合 技術交流会のメンバー14名と、GCPケミカル(株)社 岩城技術部長、西村技術顧問、中村雅弘担当東京営業所の支援のもと、新東産業(株) 仲田昌弘、加藤郷典、小松純子が加わり、以下の内容で行われた。

現状の抱える問題とその対策について3点取り上げ、技術の検証を行った。また、日頃は取り扱うことがない高強度コンクリートについて体感した。その内容について報告する。

1 スラッジの有効利用
GCPケミカルズ(株) リカバーシステム(スラッジ水の有効利用方法)
GCPケミカルズ(株) 西村技術顧問より、当該システムの概要(メカニズム、利用方法JISとの関係等)について講義を受ける。
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リカバーシステムの講義

呼び強度24-18-20-Nの代表的配合について
1-1.清水コンクリート
1-2.スラッジ水コンクリート(スラッジ固形分率6%:セメント量)
1-3.リカバー処理スラッジ水コンクリート(スラッジ固形分率6%:セメント量)
*スラッジ水は、前日より準備(濃度調整及びリカバー添加)したもの使用
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事前調整されたスッラジ水の説明

リカバーシステムの効用を実体験する。フレッシュコンクリートの性状改善やスラッジ水の有効利用を理解する。

2 暑中コンクリート対策
20℃のコンクリートと30℃のコンクリートの温度の影響を検証し、高機能AE減水剤を用いて改善を図る。
3-1.コンクリート温度30℃・AE減水剤標準形
3-2.コンクリート温度30℃・高機能AE減水剤遅延形

前日より35℃に調整された材料を用い、温度31℃のコンクリートを練る。20℃のコンクリートの差を確認。また、高機能AE減水剤(ダラセムMR・GCPケミカルズ社製)を用いて改善(単位水量同じで目標スランプ、スランプロス抑制)を実感する。

3 戻りコンクリート用団粒化材試験
AGGROMA(戻りコンクリートを積載したアジテータ車内に少量添加することで戻りコンクリートを素早く団粒化し、骨材として再利用することを目的としてアクリル酸系高分子ポリマー)を用いて、3-2で練ったコンクリートを団粒化する。
10ℓのコンクリートを傾胴ミキサ内でAGGROMAを8g(200g/0.25m3:標準添加量)をふりかけ、2分半練り混ぜ排出する。

4 特殊コンクリート(高強度:160N/mm2)
高強度用混和材(デンカΣ2000)を用いて、W/B比(水/結合材比):20%の高強度コンクリートを試験練りする。普通コンクリートとの違いを体感する。
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試験練り実施風景


※試験結果PDF(644kb)


5 技術会まとめ
技術交流会の内容を整理しまとめる。
参加者に感想等意見を述べていただいたところ、「内容それぞれに高い関心を抱いた。会社に戻り、役立てたい」「今回の全員参加形のワークショップはとても有意義だった」とのご意見、感想があった。
第3回技術交流会について、幹事より「JISについて:講演者・日総試」を平成29年1月中旬に予定すると案内があった。

ご協力いただいたGCPケミカルズ(株)諸氏にあらためてお礼を申し上げます。

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GCPケミカルズ(株)にて参加者集合写真

新東産業株式会社 営業担当:加藤郷典、小松純子



posted by 新東産業 at 15:30| 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする