2013年11月19日

第2回 GNN技術発表会参加報告

2013年11月8日(金)、グランパークプラザ3Fにて開催された第2回GNN技術発表会(兼第8回GNN技術勉強会)に参加しました。
(有)長岡生コンクリート 宮本専務による開催宣言の後、挨拶の中でGNNについての紹介がありました。
20131119-001.jpg
GNN=元気な生コンネットワーク
“各地域の元気のある生コン工場が、地域・組織(組合)の枠組みを超え、共創しよう”というグループ。
1.コンクリートに関するあらゆる『困った』を共有化し、有効な解決方法を模索・検討し解決案を導き出す
2.『生コン屋さん』の利点を活かした新規事業の開発・開拓を試みる
3.上記で得た知識や技術を新規事業として構築し、『生コン屋さん』の閉塞感を打開する
をコンセプトに、現在全国53社加盟によるネットワークが構築されています。


技術勉強会の内容は次の通りです。(抜粋)


◎基調講演:「コンクリートリサイクルの将来」
明治大学 理工学部建築学科教授 小山明男氏
20131119-002.jpg
21世紀の持続的発展に関する世界規模の問題提起
(世界共通の5問題、1.人口、2.食糧、3.環境、4.エネルギー、5.資源)
持続可能な社会の枠組み(21世紀環境立国戦略のイメージ) 
環境省が提示する、地球生態系と共生して持続的に成長・発展する経済社会の実現に向けた3要素
・低炭素社会(気候変動と生態系)
・自然共生社会(自然の常識を根幹とする戦略)
・循環型社会(環境負荷と生態系)

人類の持続的発展を可能にするためには、生産活動の新たな指標の大転換が必要。
20世紀は生活水準と利便性の向上を目指して「生産性向上」を指標として生活の豊かさと利便性を手に入れた。その結果、地球的規模の環境破壊と資源枯渇を引き起こした。
21世紀は「生活水準を享受する利便性に対する自発的抑制」が指標となり、環境共生型の節度ある生活水準を模索することになる。
持続可能な発展(利便の質の確保)のシナリオはあるのか?など、なぜリサイクルが必要かについて説明があった。
また、建築・土木業界の資源循環、コンクリートのリサイクル、再生コンクリート技術やリサイクルの推進を後押しする制度等、コンクリートリサイクルに向けて次のような示唆があった。
・解体・再資源化技術の向上、業としての地位向上を踏まえたうえで、社会的責務の全うに努める
・再生市場における「需要と供給」、「生産と流通」システムの構築に向けた取り組みを積極化する
・再生資源に関する各業界の展望を幅広く聴取し、循環型社会の構築に貢献
・再生資材等の率先利用を国等から民間にまで拡大を要請
・再生資材の積極的使用を建築生産に係るものとしての責務を認識する
    

◎地域素材利活用協会について
一般社団法人地域素材利活用協会理事 山下氏

素材から建築や町づくりを行う活動を通じて、地域社会の経済効果を向上させるだけでなく、国土の利用整備保全や、学術や文化芸術の振興を担うことを目的としている。
南九州に分布するシラス(火砕流堆積物)をコンクリートに使用した例について講演があった。
20131119-003.jpg

   
◎エコセメントの概要と事例
太平洋セメント中央研究所 多田氏

エコセメントの開発経緯、製造工程、性状特性等の説明と使用事例の紹介があった。
20131119-004.jpg   


◎Second Miracle from MAPEI
MAPEI Giogio Ferrari氏

Mapeiコンクリートサスティナビリティの挑戦として、フライアッシュ、シリカフームとナノシリカでコンクリートを作る。Co2削減、資源の再利用、耐久性の向上(質の向上)を図ることが可能。
20131119-005.jpg


◎500万m3創出への挑戦「生コン需要創造のカギは舗装!」
東京エスオーシー株式会社 常務取締役 渡辺夏也氏

道路舗装の実情、舗装用生コンの需要(期待度も含む)、コストやメリット等について


◎IBB Probe(輸送中の生コン品質管理システム)共同開発進捗報告と販売計画
IBB Denis Beaupre氏
株式会社パーク 取締役社長 若王子大輔氏
GNNマシナリージャパン株式会社 代表取締役 廣藤義和氏
20131119-006.jpg     
IBB Probeの商品説明、日本版スマートアジテーター車の概要説明、今後の展開についての案内
・IBBprobeによるスマートアジテーターの可能性
・全数量あるいはランダムサンプリングで、納入されたフレッシュコンクリートにおける全データがロギングされる。
・クラウド上にデータを集積
Probeの計測するデータ以外の動荷重データ、原材料品質データ等を組み合わせれば無数のビッグデータベースを構築でき、膨大なデータの他変量解析により、変動要因を多く併せ持つコンクリートの法則を解き明かすことを期待できる。


◎現場で生コン製造・納入!“どこでも”モバイルミキサー車
REIMER&レミックスマルハチ 代表取締役社長 山下八起氏

山下社長より導入した“モバイルミキサー車”(写真参照)の紹介があった。課題は今後の運用。地方においてはどんな需要にも対応していこうとする熱意がうかがわれた。
20131119-007.jpg    


◎GNNメンバーからの発表

・コンクリート補修業を生コン工場の新規事業として活用した事例
(有)長岡生コンクリート プロダクトマネージャー 小松英樹氏 
・生コン集約化事例:「水耕栽培事業、メガソーラ事業への展開」
炭平コーポレーション 代表取締役社長 鷲澤幸一氏
・高炉スラグ微粉末を用いた高耐久コンクリートの製造
東伸興産 取締役ソリューション事業部長 渡邉清信氏
・スラッジ、戻コンの問題はもう過去の話
「大阪兵庫工組回収骨材の有効利用検討WG」報告 WG主査 栗延正成氏
「ネオミックス」報告 依田儀一商店 専務取締役 依田健一氏
   
講演発表終了後に懇親会(立食パーティー)が開催され、セミナーの熱い熱気はそのまま、大盛上がりの中終了しました。

新東産業株式会社 開発部 仲田昌弘





posted by 新東産業 at 15:00| 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。