2017年03月23日

東京コンクリート診断士会 第1回技術研修会報告

平成29年3月2日(木)日本コンクリート工学会にて東京コンクリート診断士会主催 第1回技術研修会が開催された。民間資格の有効活用が国交省から提示され、官庁発注の維持管理関係の物件にコンクリート診断士の活躍の場が広がると予想されている。診断士個々のスキルアップを目的として東京コンクリート診断士会が先駆け技術研修会を開催した。参加者は80名程に及び、会場は満員で当研修会への関心の高さを感じた。

プログラム1:
山岳トンネルの施工方法、変状と点検・診断、補修・補強
(株)アサノ大成基礎エンジニアリング 毎田敏郎氏
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「トンネルの診断は施工方法が理解できていないと変状の原因が特定できない」とのことから、矢板工法とNATM工法の設計や施工の違いの要点を解説された。その上で生じる変状の事例を紹介、解り易く講演していただいた。
小さな破片の剥落でも大きな事故につながる可能性があるので、場合によっては診断の段階で確認して処置をしておく必要があるとのメッセージがあった。


プログラム2:
コンクリート診断資格試験問題にみるコンクリート構造物の診断に必要なコンクリート構造学
(有)テクノミネッツ 代表取締役 峰松敏和氏
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(1)梁の破壊形式と応力-ひずみ曲線
基礎的知識として知っておくべき梁の破壊形式について、過去に出題された診断士試験の問題を例に挙げて解説。
設計上の破壊や基本仮定(限界状態設計法)等
(2)過大荷重によるひび割れや大きなたわみ
構造的な損傷と耐久的変状に起因する損傷の見極めについて解説
(3)地震や地盤沈下等に起因するひび割れ
地盤に起因する損傷と耐久的変状に起因する損傷の見極めについて解説
(4)コンクリート部材の耐力や剛性の低下に対する基本的な考え方(点検・調査の評価判定)


プログラム3
PC構造物の基礎からPC特有の変状と点検・診断・補修・補強
東京コンクリート診断士会会長 小野定氏
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PCの基礎として、PCコンクリートの分類、構造設計におけるポイント、フックの法則をはじめとした各種断面力、等
PC特有の変状について事例を紹介して解説
点検と診断として、点検方法、調査項目とその方法
補修・補強について

構造の知見の乏しい私にとって大変勉強になりました。
※参考までに、講演内容の詳細については東京コンクリート診断士会 ホームページ(会員限定)に記載されていると思います。


新東産業株式会社 営業部 仲田昌弘



posted by 新東産業 at 09:00| 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする