2017年10月25日

ストレスに負けない! 健康マネジメント2

「一晩寝ても疲れが取れない」
「昨夜は長時間寝たにも関わらず、体がだるい」
こんな経験ありませんか?


日本人のおよそ85%が疲労に悩まされていると言われています。
疲れやストレスが原因で起こる“過労死”は、そのまま英語となって世界を席巻しています。
この様な状況から、厚生労働省は平成19年から30億円の予算を投じて疲労の研究を本格的に取り組み、疲労のしくみがようやく解明されてきました。

疲労は運動だけでなく様々なストレスによって引き起こされます。ストレスがかかると人の体にある60兆個の細胞のうち、特定の細胞だけが集中的に活動を強いられます。強制的に活動する細胞はエネルギーを消費し、このエネルギーの消費には大量の酸素が必要とされます。従って、ストレスがかかると細胞の中で大量の酸素が消費されるのです。
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(※リスクマネージャー6月号抜粋)

体内に取り入れた酸素の約2〜3%は「活性酸素」となり、ストレスで大量の「活性酸素」が増えます。この「活性酸素」は、通常細胞内に存在する抗酸化物質によって除去されるため問題にはなりません。

しかし、長時間労働やパワハラ、激しい運動等の強いストレス負荷がかかると活性酸素が大量に発生し、抗酸化物質の量が活性酸素の発生量に追いつかなくなり、細胞の機能が低下してパフォーマンスが低下してきます。これが「長引く疲労」のメカニズムです。

“疲れているのに眠れない”こんな体験も多い事象です。これは、「疲労」と「疲労感」との違いを理解すると説明がつきます。
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「疲労」は身体の細胞のパフォーマンスが低下した末梢性疲労です。一方「疲労感」は身体がだるいと脳が主体となって反応する中枢性疲労を言います。身体が疲れていても疲れを忘れて仕事に没頭したり、身体がくたくたなのに休日ゴルフは平気だったりしますね。
疲れているのに眠れない、眠くない状態は、脳と自律神経の機能が連携できていない状態です。脳内の自律神経は、緊張・運動・覚醒機能をつかさどる交換神経だけの働きになり、リラックス・休息・睡眠機能をつかさどる副交感神経のスイッチが入らなくなっているのです。さらに、脳はやりがい・達成感等を感じると脳が「休め」の指令を出さなくなります。その結果、本当は疲れているのに自分の疲労に気づかず過労死を招く原因をともなう恐ろしい現象です。

FR:Fatigue Recovery Factor 「疲労回復物質」は、疲労を回復するための物質を総称し、最近解明されたものです。
FRの反応が鈍い体質の人や、加齢でFRが低下している人は疲れやすいことが判明しました。身体だけでなく“気疲れ”の回復にも同様にFRが必要です。メンタル面も同じです。「心が折れない人」や「打たれ強い人」は、FRの感度が高い人となります。

この疲労回復物質のFRの反応性を高めることが疲労回復に繋がります。このFRの反応を高めるための方法のひとつとして“運動をすること”があります。しかし、疲れがたまりにたまっているところで運動を行うと疲れをかえって増長させるだけです。週末の体調がものすごく疲れていた場合は、やはり睡眠です。眠れないという人は、入浴中や入浴直後に静的ストレッチとマッサージが適しています。今回の疲労回復のお勧めは、次の通りです。

疲労を抑制する抗酸化作用で活性酸素を抑える栄養素「イミダペプチド」を摂取する。アミノ酸の一種で、強力な抗酸化作用で活性酸素を抑える働きがあります。イミダペプチドの効果が高いオススメ食品は「鳥の胸肉」です。鳥の胸肉には、「イミダゾ−ルジペプチド」というイミダペプチド成分が豊富に含まれていて、揚げても煮ても焼いてもイミダゾールペプチドは壊れない扱いやすい食材です。

そして、入浴による安眠効果をお試し下さい。入浴の三つの効果、
1.浮力:浮力により重力から解放 … 滅茶リラックス!!
2.水圧:重力によって血液や体液が下肢にたまったむくみを入浴中にかかる水圧で血液と体液を下から上へと押し戻します。
3.温度:適切な温度は心身のリラックスさせ、副交感神経を活性化(適切な温度は38〜40℃)します。
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入浴のメリット(※リスクマネージャー6月号抜粋)

簡単なブレイクストレッチを併用するとさらに効果アップです。

【浴槽でストレッチ&マッサージ】

*マッサージは手足から始めて、徐々に心臓に向かって、末端に溜まった老廃物を押し流すイメージで行いましょう。

☆背中のストレッチ
 1.座ります。
 2.片膝を立てます。もう一方の足は伸ばします。
 3.立てた膝に両手を回し、上半身の体重をかけます。
 4.顎を引いて右足の外側に置きます。
   
☆腰のストレッチ
 1.座ります。
 2.右足を伸ばします。
 3.左足の膝を立て、右足の外側に置きます。
 4.上体を左側へ大きくひねりましょう。
 5.左右を変えて。

☆ふくらはぎのマッサージ
 1.片膝を立てて座ります。
 2.立てた足の足首上部を両手でつかみます。
 3.親指をふくらはぎに、4本の指をすねに当てます。
 4.親指の腹を使い、膝に向かって指圧します。
 5.左右を変えて。

☆太もも後ろ側のマッサージ
 1.片膝を立てて座ります。
 2.ふくらはぎのマッサージ同様に、徐々に上に位置をずらしながら太もも裏を指圧していきます。
 3.左右を変えて。


新東産業株式会社 営業 仲田昌弘
日本リスクマネジメント協会 正会員CRM


posted by 新東産業 at 09:00| 徒然CSR考座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする