2008年07月07日

不正・不祥事をなくそう

2007年の不正・不祥事を巡ってみると、1月に老舗菓子メーカー・不二家の“消費期限切れ原料使用”問題に始まり、次から次へとプレス紙面を賑わせ衆目を集めた。

2007年に起きた不祥事


不正・不祥事は、食品の偽装表示問題だけではなく、建材メーカーの虚偽報告の発覚も内部告発により明るみにでた点に注目しておきたい。昔なら考えられなかった内部告発が当たり前になってきた。公益通報者保護法の成立で内部告発者が不利益を被らない仕組みもできている。
雇用される側は、
 ・長期不況のリストラ
 ・成果主義人事の帰属意識の薄れ
 ・新入社員の定着率の低下
 ・派遣社員、パート社員の採用
等、それらの人々が“会社のため不正に目をつぶって・・・”は無理な時代に。
企業側も、
 ・業績低迷が役員、中間管理職が手柄を立てようと不正(違法・粉飾等)に手を染める
栗本鉄工所は、型枠事業が会社連結の0.2%という小さな事業。事業存続のために不正を辞さない異様な組織の結束
4年連続営業赤字の不二家洋菓子部門は、「製造から販売迄内部で完結、第三者の眼が入る機会がない」閉鎖的な体制が一因
東洋ゴム工業では、全社売上の1%未満という弱小部門で他部門と交流のない閉じられた組織
「三つ売るより一つ残すな」コストを切り詰めることを徹底。売れ残りをもう一度商品にするという本末転倒の行為に
バブル崩壊後、企業が生き残るのに避けられない過程であったが、その陰で組織にゆがみが生じてはいないだろうか。


様々な法令違反行為を未然に防止するため、従業員向けの倫理規程やコンプライアンス研修の充実等、内部統制を図っているが不正をなくすのは容易ではない。
社内の風通しを良くし、不正がすぐ見つかるようにする手はないものか…。
経営者トップの意識の改革は当然のこととしても、“ばれなきゃ何でも・・・”に警鐘をならす社員による企業のガバナンスもある。その仕組みが「内部通報制度」を導入する一つの施策である。
“法令に対する違反行為や不正行為が生じる恐れがある場合、それを知った者がその状況について適切かつ早急に対処できる窓口に直接通報する仕組み” 「企業倫理ホットライン」「ヘルプライン」等の名称で呼ばれている。昨年内閣府が行った調査では、その導入状況は上場企業では7割に達している。
運用に課題が残るにしても、企業不祥事として不名誉なことになる前に、内部通報制度が本来の自浄機能を発揮して企業内で有効に活用することに注力している。(リスクマネジメントプランナー:仲田 昌弘)
ラベル:不正 不祥事
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2008年06月16日

徒然CSR考座

 私がリスクマネジメントと遭遇したのは平成16年4月、リスクマネージメント協会(日本RIMS支部)から協会認定資格試験のダイレクトメールが届いた時である。
 内容は、IFRIMA(イフリマ):国際リスク及び保険管理協会連盟を頂点としてRIMS(リムス):アメリカ・カナダリスク及び保険管理協会(北米地区に88支部)、日本RIMS支部(日本リスクマネジメント協会)を設置し、リスクマネジメントのプロフェッショナルを養成支援する団体で、セミナーを終了すると国際ライセンスを得られる。「リスクは環境の一部」リスクをとらないビジネスは大きく進展しない。といったキャッチフレーズあった。あまり大きな関心を持つことなく、何となくセミナーを受けたのである。
 工学系の堅い頭である私にとってそれは新鮮で、興味深くおもしろいものでありました。コンクリート工学こそが我が生涯学習と自負していましたが、”今まさにタイムリー!”リスクマネジメントもと2本立てと欲張っています。 
 先日、リスクマネジメント協会(寄附講座)”明治学院大学経済学部:CSR講座”の開講の案内を頂き受講しました。第5回目に ”社会への責任 〜不祥事を起こさない〜”をテーマにした講座がありました。”講師:(株)ディー・クエスト:安本幸治”その講話の中に次の様な内容の事例の報告がありました。

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