2012年12月28日

東京コンクリート診断士会 第7回技術見学会開催報告

2012年11月22日〜23日、東京コンクリート診断士会、静岡コンクリート診断士会、両会合同で現場見学セミナーが開催されました。
現場見学セミナーの内容は次の通りです。

■第1日目
施工技術総合研究所
電気防食(塩害補修・剥落対策):R-1 蒲原高架橋
電気防食(塩害補修・剥落対策):東名由比川橋
アウトサイドケーブル:和瀬川橋
電気防食(塩害予防):清水港・日の出桟橋
清水灯台:(RC構造物・築100年)
■第2日目
浜岡原子力発電所
・原子力発電所地震対策について
  防潮堤現場見学
  蓬莱橋:世界最長の木造歩道橋
■合同懇親会(11/22)三保園ホテルにて

参加者は両会合わせて42名、多くの方々の参加と盛りだくさんの現場見学で、内容の濃い見学セミナーとなりました。以下、見学概要をご報告します。

1.施工技術総合研究所(施工総研)
建設機械及び機械化施工に関する試験研究を実施し、建設機械に関する技術の向上、建設事業の合理化を図ることを目的として、昭和39年に社団法人・日本建設機械化協会の付属機関として設立。
15万m2の敷地に多様な施設を擁しており、大規模な実験・試験が行えることに圧巻!様々な大型実験施設を目の当たりにしました。

超大型疲労試験機
(静的荷重6000kN、動的荷重4000kN)
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移動載荷疲労試験機
(最大490kN、単・ダンデム輪(軸)の載荷ユニットを取り付けて移動距離3mを最速2秒間で1往復して実際の車両荷重を再現)
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試験を実施した供試体が・・・、こんな結果になるものなのか・・・
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2.電気防食

国道1号線・蒲原高架橋の電気防食の現場見学
電気防食敷設状況
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電気防食コントロールボックス(外部から防食状況を監視)
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東名由比川橋 由比川橋の環境
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電気防食施工状況(電極の配置の様子)
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清水港日の出桟橋
桟橋の下部、潮の干満を受ける箇所に施工
コントロールボックスにて監視
※下部からの見学はできず、
構造物の概要を見学(霊峰富士山が壮大)
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3.和瀬川橋(桁補強工:アウトサイドケーブル方式

上部工の補強構造図
PDF(後日アップ予定)

施工状況(全体)
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施工状況
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4.清水灯台

明治維新により近代国家に向けて急速な工業化が推進される中、産業基盤として港湾の整備も急務であった。その一環として船舶の安全運航のための灯台整備も進められ、明治期にはコンクリート製の灯台9基を含む西洋式の灯台が66基が建設される。このうち唯一のRC造がこの清水灯台とのこと。
明治44年(1911年)に着工、翌45年に竣工。
形状:8角形
高さ:17.73m
下部外径:5.86m 壁厚:0.66m
上部外径:4.2m  壁厚:0.33m
縦方向19mmφ(1断面に7本、合計56本)
横方向10mmφ(40〜60mmピッチ)
※RC構造としての設計は考慮していない模様

躯体の耐久性調査は数回行われ、63年経過後の調査ではコア平均圧縮強度:21.7Nmm2、1983年(73年後)では18.0Nmm2との報告がある。2012年の今年で100歳となる。


一日目の盛りだくさんの見学セミナーを無事終え、ゆったりと温泉に浸りリフレッシュ。そして楽しい懇親会の場へ。

東京コンクリート診断士会会長(小野定氏)挨拶
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料理(相模湾の鮪ずくし)
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次回は、浜岡原子力発電所の大規模防潮堤の見学他、2013年新年一号にて第2部を報告します。

新東産業株式会社 開発部 仲田昌弘


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2012年11月15日

コンクリート塾 開催報告

新東産業株式会社主催、神奈川県小型生コンクリート協同組合協賛によるコンクリートセミナーを神奈川県小型生コンクリート協同組合事務所 会議室にて開催しました。
対象者は、JCI コンクリート主任技士を目指す同組合の技術者で、10月2日、11月5日の2回シリーズで行いました。
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講師は今年開講した“新東産業 コンクリート塾”塾長の仲田昌弘。
第1回テーマは「コンクリート主任技士合格に向って!」
当日の内容は以下の通りです。

 1. 論文なんか怖くない!
 2. 択一問題90点を取りに行く!
   徹底的に過去問に取り組む
   解説を理解して出題者の意図を見抜け 

“まずは、択一問題を確実に合格点を目指すこと! これがクリアーすれば、論文なんか恐れるに足らない。”と力説する仲田講師。
・・・とはいえ、論文の書き方のポイントも丁寧に説明しました。
 ☆出題者の意図を掴め!
 ☆トピックスを予想し、情報収集!
 ☆作成にあたり・・・
   全体の構想(俯瞰して練る)
   キーワードを列記
   スケルトン(骨組)を作成 = 起承転結
   文章に肉つけ = 曖昧な表現はNG     など
また、今年のトピックスを示唆しました。
 
第2回テーマは「最近のトピックス」

 ・自己治癒コンクリート(TV番組「夢の扉」放映ビデオ)
 ・コンクリートサスティナビリティー宣言
  今年の4月に業界関連7団体が“持続可能な社会を構築していくために、
  インフラ整備に重要で不可欠なコンクリートを責任を持って提供する
  ことを具体的に宣言”したことについて
 ・JCI生コンセミナー 「やりがいのある生コンクリートに向けて」
 ・フレッシュコンクリートの施工性能における照査・検査システムの検討
 ・低炭素化コンクリート
 ・新技術         など
について学んでいただきました。

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セミナー最終日、中山理事長から閉会の挨拶をいただき、皆さんお楽しみの懇親会へ。
受講された方々には、中山理事長から受講修了証書が手渡されました。皆さん、お疲れ様でした!

新東産業株式会社

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2012年11月02日

第13回東京コンクリート診断士会技術セミナー開催報告

2012年9月13日(木)、日本コンクリート工学協会会議室において、東京コンクリート診断士会主催第13回技術セミナーが開催されました。その内容をご報告します。

テーマ1:特別講演”サスティナビリティ”

演題:「コンクリートサスティナビリティに関する動向」
JCIサスティナビリティ・フォーラム委員長、香川大学工学部 堺孝司教授から上記の演題「コンクリートサスティナビリティの本質と動向」について講演がありました。
2012年4月に日本のコンクリート関連学・協会(7団体)が、共同で「コンクリートサスティナビリティ宣言」を行いました。
背景には、サスティナビリティ(持続可能性)が社会の基盤構築に重要なキーワードとなっていることがあります。東日本大震災は、社会基盤としてのインフラが堅牢であって初めて持続可能な社会が実現されることを示唆してくれました。そして社会基盤整備の基本材料の一つがコンクリートであり、年間の生産量が世界で200億トンを超えているコンクリートは、現在人類の安全・安心の要の役割を果たしています。より高度なコンクリート技術やその利用システムを開発することによって、真に持続可能な社会構築に貢献することが求められています。
資源の枯渇や地球温暖化に関わる循環型社会構築にも極めて大きな役割を果たし、建設におけるあらゆるステージで環境負荷低減を図らなければなりません。

(1)社会のサスティナビリティを実現するために、安全なコンクリート構造物の実現を図る
(2)コンクリート関連セクターにおける資源消費とCO2排出の低減に向けた努力を続ける
(3)コンクリート関連セクターとして、資源循環に大きく貢献する。
(4)コンクリートに関連する資源採取や構造物の建設において生物環境や地域環境の保全・向上に努力する
(5)コンクリートに関連するステークホルダーとの建設的なコミュニケーションにより良質な社会整備基盤を図る
(6)社会基盤施設の長寿命化に今後必要な技術及びシステムの開発を行い、その利用に向けた提案を積極的に行う
(7)サスティナブル技術の積極的な国際展開により、環境問題解決に向けた貢献をする
(8)社会の持続可能な発展を支えるために、コンクリート関連セクターに関わる人材の育成と技術の継承を図る
これらの8項目について具体的な検証を進め、様々なシナリオを構築しています。

2013年5月に向けて、ACI、RILEM共催の第一回コンクリートサスティナビリティ国際会議の開催を予定、ISO13315(ISO/TC71/SC8)の検討等の作業を進めています。

本講演の結論として、
 
人類は、20世紀後半に素晴らしい思想”sustainability”を発明した
この思想から、我々が抱える問題が極めて明確になった
我々自身及び将来の世代のために、持続可能な社会を実現する合理的なシステムを創ることが非常に重要である
コンクリートはそのための要である
現代社会では、ほとんどすべての人がインフラを利用し、長い間コンクリートで作
られた家やビルで過ごす
従って、サスティナビリティの本質と言える環境負荷が少なく安全な構造物を創る
ことが、コンクリート・建設産業で働いている我々の責務である


”コンクリート、これに代わるものはない”
と締めくくられました。

テーマ2:塩化物イオン定量方法

1.分光分析法
(株)IHIインフラシステム 戸田勝哉講師

非破壊検査であり、短時間でコンクリート表面の塩化物イオン濃度の分布を出力できる新しい診断システム
非破壊検査によって、コンクリート表面の劣化因子をコンター図によって出力可能。測定位置ごとに塩化物イオン濃度を出力できる。
表面塩分濃度から、公式によってコンクリート内部の塩化物イオン濃度の推測が可能
測定速度能力は200m2/d

2.蛍光X線分析
(株)日鐵テクノリサーチ 金田尚志講師

現場で簡易に測定できるポータブル型の蛍光X線分析装置が開発。
0.1kg/m3の精度をもって非破壊で検査できる。NETIS「KK-100109A」

3.電量滴定
(株)中研コンサルタント 後藤年芳講師

ドリル粉に炭酸塩を添加して溶出させることにより全塩化物イオン濃度と同等の分析値が得られる方

4.EPMAによるコンクリートの塩分分析
東京大学生産技術研究所 星野富夫講師

電子線マイクロアナライザと呼ばれる分析方法。1960年代から金属や半導体等の微量成分(不純物)の分析に用いられている。
コンクリートや材料等の定性・定量分析が可能、構造物の面的な塩分の定量や劣化現象の解析ができる。
化合物や生成物の特定は、単独では判定不可、他の分析方法と組合わせて行う必要がある。

以上の4つの塩分測定方法についての紹介がありました。また、実物のデモンストレーションも行われました。

セミナー終了後には懇親会が催され、参加者の闊達なコミュニケーションが得られ有意義な時間が過ごせました。

新東産業株式会社 開発部 東京コンクリート診断士会正会員 仲田昌弘
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2012年08月24日

EVENING THEATER 視聴報告

公益社団法人土木学会 土木技術映像委員会主催の第66回“EVENING THEATER”を拝聴した。

土木のこころ〜琵琶湖疏水から余部橋梁まで〜

「余部橋梁―さらなる100年へ」
(土木学会選定映像 土木学会第24回映画コンクール最優秀賞)約20分
「明日をつくった男 〜田辺朔郎と琵琶湖疏水〜」
(土木学会選定映像 土木学会第21回映画コンクール最優秀賞)約85分

の2本の上映会である。

余部(あまるべ)鉄橋は、1912年に完成したJR山陰本線に架かる日本最大のトレッスル式橋脚(高い鋼製のやぐら状の橋脚の上に桁を架け渡した構造)を有する鉄橋。同学会の「近代土木遺産」のAランクに指定されている。
橋の両端の橋台は、渓谷の斜面中腹に位置し、この間310mに11基のトレッスル橋脚が配置されている。鋼重量640トンのトレッスルはアメリカの橋梁会社で制作、23連、鋼重量330トンの桁は国産、東京石川島造船所で制作。
築後100年経過したことによる耐久性の低下や強風による運航阻害などからコンクリート橋への架替が決定された。
今回の映像は、2007年3月着工後、過酷な自然環境、営業線を運航しながらの構築で、2010年8月12日完成までの工事の記録である。
地上40m、長さ90m、重さ3800トンのコンクリート橋桁を既設鉄橋撤去後に(1)移動、(2)回転、(3)中央併合、(4)レール接合に至る難工事が圧巻である。既設鉄橋と並行してコンクリート橋を制作していき、最後の端部(上述したコンクリート橋桁:S字型)をトンネル出口からでた既設線路に先の四つの工程を駆使して接合させたのである。
まさにさらなる100年への希望のコンクリート橋である。


2作目の”明日をつくった男”田辺朔郎は、近代日本のエンジニアとして工部大学「現東京大学工学部」で学び、東京遷都による衰退の危機にあった京都を琵琶湖疏水(琵琶湖と京都を結ぶ水路)をつくり、水道・農業用水、交通路としての運河、水力発電施設の建設など本格的総合開発事業の責任者を務め、難工事を克服し京都の近代都市として再生を果たした。
100年先の未来を見据えて前代未聞の難工事に挑んだ田辺朔郎の姿を通して、新しい未来を自分たちの手で築こうとする明治の人々の気概と魅力を伝えようとする劇映画である。

日本人の緻密で器用、真面目、探究心は旺盛で勤勉さは、外来の知識と技術を完全に”自分のもの”にした。この優秀性は黒船で来航した米国のペリー提督がずばり予言しているそうだ。「日本人は探究心と技能に優れた、世界にも稀にみる人たちである。必ず世界に雄飛するに違いない}と…
英国の科学誌「ネイチャー」は1877年に工部大学校の教育は世界に一歩先んじたものと称賛している。
日本文化と文明を築いた先覚の人たちの「智と技のDNA」を自覚し、世界に負けない「智と技の日本」でグローバル化社会に立ち向かわなければならないと感じた上映会であった。


イブニングシアターは、年に3回程開催予定。問合せ先は、土木学会土木学会図書館 土木技術映像委員会担当まで(http://committees.jsce.or.jp/avc/
四谷の公園の中にある閑静な場所(土木学会講堂※四谷駅下車徒歩5分での上映。会社帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

新東産業株式会社 開発部 仲田昌弘

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2012年03月09日

東京コンクリート診断士セミナー開催報告

東京コンクリート診断士会、東工大応用セラミックス研究所共催のもと、3月1日(木)午後1:00〜5:00、東京工業大学 田町キャンパス・イノベーションセンター1階国際会議室において東京コンクリート診断士会第12回技術セミナーが開催されました。
日本コンクリート診断士会、東京コンクリート診断士会、地区診断士会、各会員及び法人会員の方々78名の参加があり、会場はほぼ満員と盛況のうちに行われました。

当日の流れは以下の通りでした。

1 開会挨拶
   TCD会長 小野定氏
2 講演:東京スカイツリーの建設とコンクリート技術
   (株)大林組技術研究所 生産技術研究部 主任研究員 神代康道氏
3 講演:クモノス、サーモグラフィー、レーザースキャナを活用した劣化調査・解析技術
   関西工事測量(株) 東京事務所長 生川慎氏
4 討論会:コンクリート診断士の役割と今後の診断士会活動について
   話題提供(1) コンクリート診断士のモラルについて TCD会長 小野定氏
   話題提供(2) 高知県コンクリート診断士会の活動と品質管理に関する研究
          高知県コンクリート診断士会 会長 原田隆敏氏
5 事務局からのお知らせと閉会挨拶



1 開会挨拶

小野会長開会挨拶では、東工大応用セラミック研究所によるワークショップの一環と東京コンクリート診断士会による技術セミナーの共催である旨説明がありました。

2 講演:東京スカイツリーの建設とコンクリート技術

東京スカイツリーは、2月29日に竣工式を終え、ついに完成に至りました。まさに話題の建造物についての建設技術、特にコンクリート技術に関する点で興味深い講演でした。
東京スカイツリーは、鉄塔であるためコンクリート構造物ではなく鉄構造物です。今回は、コンクリートに拘わる技術に関する内容でした。

a 世界一の高さのタワーを支える基礎杭 (ナックル・ウォール/大林組の開発)
 634m(ムサシ・武蔵)の高さを支える底部は、一辺が68mの三角形。
 縦横比9:1のスレンダーなタワーとなりました。地震や風による引き抜きや押し込み
 の強い力に対応するため、節の付いた特殊な構造の壁状にすることで摩擦抵抗を
 大きくしています。
  GL35m/連続地中壁杭(鉄筋コンクリート造)
  GL50m/節付き連続地中壁杭(鉄骨鉄筋コンクリート造)
  (http://www.nikken.co.jp/ja/skytree/structur/structure_02.php 参照)
b 心柱(心柱制震)
 タワー中心部の鉄筋コンクリート造の円筒。地震時など、タワー本体の揺れを低減
 する「制震」システム。オイルダンパーでタワー本体と連結。
 
 高強度・高流動コンクリート
 設計基準強度 :54N/mm2
 スランプフロー:55cm
 
 スリップフォーム工法を採用
 材料:中庸熱セメント、高性能AE減水剤と促進剤を併用
 流動性保持:2時間
 脱型時強度:0.1N/mm2以上(6.5時間) 外気温10℃程度にも対応
 (http://www.obayashi.co.jp/news/skytreedetail15_20110223 参照)
c 展望台デッキ(床コンクリート) 地上350m、450m
 地上350m(第一展望台)及び地上450m(第二展望台)の床コンクリート、
 軽量2種の軽量コンクリートが用いられている。
 高所までポンプ輸送は不可能とのことで、第一展望台までバケットにて引き上げ、
 用意したポンプにて打設を行った。

その他、建設における苦労話、新技術についてご講演頂きました。

3 講演:クモノス、サーモグラフィー、レーザースキャナを活用した劣化調査・解析技術

測量技術が生んだ、ひび割れ計測システム。離れた場所からひび割れ調査が可能で、現地調査から専用ソフトによるCAD図面自動描画により短時間で精度の高い計測ができる。また、時間的な(経時的)進行の数値把握も容易に行う事ができる。(http://www.kankou.co.jp 参照)


4 討論会:コンクリート診断士の役割と今後の診断士会活動について

コンクリート診断士のモラルについて、
・コンクリート診断士制度規則と定義
・コンクリート診断士の業務と要求される知識
・コンクリート診断士の倫理と活動
等、コンクリート診断士のあるべき姿とそれらを具体的にすることで、社会的な信頼に応えられ、診断士活動が社会インフラの基本となるコンクリート構造物の健全性を保つ一助をなし、社会貢献を担うものである、といった内容が小野会長から提示され、議論されました。

次に具体的な各地域での活動状況を高知県コンクリート診断士会 会長 原田隆敏氏より報告がありました。高知県コンクリート診断士会

 
最後に事務局から見学会の予定等の案内があり、閉会の挨拶を以て終了。その後は、近くのビアレストランで賑やかな懇親会が開催されました。



東京コンクリート診断士会正会員 仲田昌弘


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2012年02月08日

東京セメント建材組合主催 第9回組合研修会報告 Vol.2

“おもしろコンクリートの強度結果”

昨年実施された『東京セメント建材組合主催 第9回組合研修会』第二部実習の結果がまとまりました!

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第一部の様子
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第二部の様子


第二部“様々なコンクリート(悪い生コン〜自己充填コンクリート etc.…)”の28日圧縮強度は興味深い内容となっています。

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コンクリートアラカルト!


作製したコンクリートと圧縮強度の結果一覧と強度比較のグラフをPDFファイルでご報告しますのでご参照ください。



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配合1のベースコンクリート
圧縮強度36.8N/mm2 呼び強度24N/mm2を満足
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配合1のベースコンクリート
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天然砂の配合コンクリート
単位水量が少なく十分なワーカビリティーが得られる。
空気泡が連行しやすく、過剰に混入すると強度不足の原意となる。
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配合1に加水したコンクリート
現場での加水要請(約15リットル/m3)を想定して加水した
コンクリートの圧縮強度。8.2N/mm2(22%)の強度低下が確認。
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配合@に塩化カルシウムを添加
塩化カルシウムを主成分とする促進剤を添加、塩化物量は約6kg/m3
(0.3kg/m3以下が規格値)。促進剤中の水分と促進剤の影響で28日強度が低下した。
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配合1にコーラを添加
コーラを4リットル/m3を添加。遅延効果により、1週間は脱型不可。
28日強度は0.38N/mm2となった。
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配合1を充填不足で作成
締め固め不良のコンクリートを想定。コンクリート部材の
強度低下(品質不良)。
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高性能混和剤の過剰添加による分離
高性能AE減水剤の過剰添加によるコンクリートの分離を再現。
標準使用量の1.5倍程度を過剰に添加、分離状態になるが強度発現(遅延)
への影響は小さい。
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高流動コンクリート
高強度・高流動コンクリート。スランプフローが60cm、自己充填性までに
は至らなかったが…、スランプ保持(1時間保持)、ブリーディング
(認められず)、流動性等を認識。圧縮強度は、57.3N/mm2を得る。



文献や慣例で何気なく記憶していたことが、実習・実験を通し、数値として具体的に認識できたことが大変勉強になりました。
報告内容が皆さまの参考になれば幸いです。


新東産業株式会社 営業担当 田辺昭人


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2012年01月27日

各種ひび割れ対策(膨張材、収縮低減剤、繊維・プラスチックファイバー)の効果について

※東日本セメント製品工業組合・東生会 2010年度研修会報告より

ひび割れ対策として、膨張材、収縮低減剤、繊維(プラスチックファイバー)を挙げ、それらの効果について4種類のひび割れを対象として調査した。

ひび割れの種類と対策を下記に示す。

(1)ひび割れの種類
  1 沈下ひび割れ
  2 拘束収縮ひび割れ
  3 プラスチック収縮ひび割れ
  4 乾燥収縮ひずみ(長さ変化率)
(2)対策
  1 膨張材:デンカCSA#20電気化学工業(株)社製
  2 収縮低減剤:eSRA(収縮低減剤)グレースケミカルズ(株)社製
  3 繊維:グレースマイクロファイバーL=12mm グレースケミカルズ(株)社製

試験概要と結果の詳細は、PDF(報告書)を参照

試験結果のまとめ
各種ひび割れ対策の効果
対策沈下ひび割れ収縮ひび割れ
(拘束型)
プラスチック
収縮ひび割れ
乾燥収縮ひずみ
(長さ変化率)
膨張材
収縮低減剤
プラスティック
ファイバー

注)評価基準は、△が標準コンクリートと同等の評価とした。


上記の結果から、コンクリート材料によるひび割れ対策にあたっては、ひび割れの原因に応じて、適切な対策を選定する必要があることがわかる。


これらのデータ及び試験結果が、関係各位のひび割れ低減対策の参考になれば幸甚です。

新東産業(株)千葉営業所所長 藪田健太郎


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2011年12月02日

東京セメント建材組合主催 第9回組合研修会報告

11月3日、東京セメント建材協同組合会館1階会議室において、東京セメント建材組合 組合組織委員会 関口委員長主催による第9回組合研修会が開催されました。


今回の研修目的は、1.建築・土木業界の仕様、規格の改正等が施行されたこと、2.11月末に実施されるコンクリート技士及び主任技士(日本コンクリート工学協会資格)受験対策をふまえ、"コンクリートの基礎を学ぶ"こと、としました。

研修会の講師は、組合賛助会員である弊社 新東産業(株)が担当し、テーマは『I LOVE 生コン』
研修プログラムは以下の通りです。
 第一部(AM)座学2テーマ
   1."コンクリート好学" 基礎編T(講師担当:開発部 仲田昌弘)
   2."生コン発注の注意点" 仕様書、規格の改正対策(講師担当:営業部 田辺昭人)
 第二部(PM)実習
   1.生コンの検査
   2.様々なコンクリート(悪い生コン〜自己充填コンクリート迄etc.…)
   達成度確認とまとめ


午前9時、関口委員長より開会宣言のご挨拶があり研修が始まりました。出席者34名とスタッフで会場は大盛況!
まずは講師 仲田より、テーマ『I LOVE 生コン』は、3.11の痛ましい災害があったが、多くの人命をコンクリートが救ったことを改めて認識し、"コンクリートから人へ"から"コンクリートを愛す"と、そして「好きこそ物の上手なれ」の如く、本日はコンクリートを好学(好きになると好きに学ぶの意)しようと主旨説明。
続いての基礎編では、1.コンクリート材料とコンクリートの種類、2.コンクリートの硬化過程を時間軸にその性状と課題について、3.レディーミクストコンクリートの概要、4.コンクリートの外観性状(様々なトラブル現象)を学びました。

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第一部の様子


生コン発注の注意点では各種仕様・規格の改正点の説明がなされ、現状は新旧規格が混在する過渡期であるため設計の仕様の新旧を確認して対応することが必要であり、品質に関わること以外に現場の状況、納入状況など実務的な情報確認も重要なことであると出席者の方々から提唱があり、闊達な意見交換が行われました。


午前中は天気予報通り、快晴で穏やかな屋外実習日和だったこの日、午後になると程良い曇り空で当にコンクリート試験日和!
準備された会場で生コンを練り、コンクリート試験を実体験。

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第二部の様子


練られたコンクリートに流動化剤を混入して再度軟かいスランプにしたり、自己充填コンクリートを実感したり、混和剤の過剰添加による分離、塩化カルシウムを加えて過剰な塩分量の確認、コーラを混ぜて硬化不良(その後約1週間固まらなかった)、施工不良によるジャンカの再現等々…、様々なコンクリートを肌で感じました。

最後にまとめとして研修達成度の確認テストを実施し、研修会は『I LOVE 生コン』の熱い思いのまま終了しました。


実習の準備並びに進行に当たり、材料、試験器具等、ご提供、ご協力頂いた関口建材様、都屋建材様、グレースケミカルズ様に深く感謝申し上げます。




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2011年09月07日

東京セメント建材協同組合講習会「東京スカイツリーの施工について」

東京セメント建材協同組合が主催する講習会が「東京スカイツリーの施工について」という演題で行われました。
講師は田村達一氏(株式会社大林組・技術本部規格推進室副部長)、吉野誠一氏(東武タワースカイツリー株式会社・広報室宣伝部長)。
今や日本中の注目の的になっている“東京スカイツリー”、その内側にはどんなものが潜んでいるのか心躍り、講演を拝聴しました。


東京スカイツリー設計概要は次の通り

 名称:東京スカイツリー
 建設敷地:東京都墨田区押上一丁目、東武線操作上跡地
 敷地面積:36,900m2(タワー+東西街区)
 高さ:634m(ムサシ) 自立形電波塔では世界一の高さ
 構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
 基礎工法:場所打杭、地中連続壁杭
 着工:2008年7月
 竣工予定:2011年12月
 建築主:東武鉄道株式会社、東武タワースカイツリー株式会社
 設計・管理者:株式会社日建設計
 施工者:株式会社大林組


在京放送事業者6社(NHK・民放キー局)が600m級の新タワーを求めて、2003年に“タワー推進プロジェクト”がスタート。
墨田区・地元関係者が東武鉄道と協力して当地に誘致を要請し、2006年に新タワー建設地として最終決定された。
同年10月に、新タワーを核とした複合開発事業“Rising East project”のコンセプトを公表。
2008年7月に着工となる。
様々なミッションをもった「タワーのある街づくり」がスタートし、現在進行中である。


設計のコンセプトと構造技術の概要をご紹介しよう。

・タワーのかたち 三角△から円○へ
 スカイツリーの足元は一辺が約68mの正三角形。各頂点から上部へ伸び、
 地上50mのところで一つにつながり、600m以上の高さまで伸びていきます。
 縦横比は約9:1のスレンダーなタワーです。
 敷地が狭く、最大の一辺が確保できる形状から三角形になる。また、三角形
 は最小の部材数で安定した構造解を導くとのこと。
 展望ロビーは、360度を見渡せる配慮から円形を実現。
 低層部の三角から高層部の円へと変化するタワー形状になり、シルエットは
 伝統的日本建築の「そり」や「むくり」を表現する多様な表情となっている。
 
・特殊杭による基礎
 大林組が開発した地中連続壁工法に節を付けた“ナックル・ウオール”を採用。
 GL-50m節付き連続地中壁杭(鉄骨鉄筋コンクリート造)、節は特殊な掘削機械
 を用いて造作する。これがタワーの鉄骨3本に直結、力をダイレクトに伝達。
 大地から生えてきた大樹のように建っている。

・塔体の構造は「トラス構造」
 部材は「高強度鋼管」、標準的な鉄骨より約2倍の強度を有する鉄を使用。
 足元の鋼管は、直径2.3m、厚さ10cmと巨大なもの。
 主材、水平材、斜材からなる各部材を三角形上に接合した構造体骨組みで、
 各部材の接合は「分岐継手」と呼ばれる直接、溶接接合する手法を用いて
 いる。

・五重塔の様な制震構造
 中央部に鉄筋コンクリート造の円筒(いわゆる心柱)を設け、外周部の
 鉄骨造の塔体とを構造的に分離し、中央部の心柱上部を「重り」として
 機能させた、新しい制震システムを採用。
 原理は「質量付加機構」という現代の制震技術を応用したもので、大地震時
 に40%程度の応答せん断力を低減することが可能である。

・心柱
 直径8m、厚さ40cm、高さ385mの円筒状(空間は、階段室)
 設計基準強度54N/mm2、スランプフロー60cmの高強度コンクリートを用いて、スリ
 ップフォーム工法を採用。
 気温10℃の低温下においても、(1)高流動性を2時間保持、(2)6,5時間後
 の脱経時強度(0.1N/mm2)発現の性能が求められた。
 1回の打設は、高さ4m。
 コンクリートは、生コン車でコンクリートプラントから搬入される。
 現在も打設進行中であるとのことです。

・その他
 安全性を重視した施工管理(落下防止等…)
 気象状況への対応
 複雑な形状の鉄骨を精度良く組む(3次元計測管理)
 特殊仕様のタワークレーン(風対策、高層部では制震装置)
 アンテナ塔を引き上げる(ゲイン塔のリフトアップ工法)
 等々…

多くの人々の英知が集結、様々な工夫がなされ、最新技術を駆使し、安全に・確に・早く・製作されていく様子を聞くことができました。ところどころで関係者の方々の達成感に満ち溢れた笑顔の写真が素晴らしかったです。日本の技術の素晴らしさに感動しました。


※上記記載内容は、大林組(株)社サイト東京スカイツリー建設プロジェクト“作り方大公開”及び日建設計(株)社サイト東京スカイツリー設計プロジェクト構造技術の紹介から引用参考にさせて頂きました。もっと詳しく情報を得たい方はリンク先をご参照下さい。


新東産業(株)営業担当 仲田昌弘

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2011年06月28日

放射能よもやま話

東日本大震災に端を発した東京電力福島第一原子力発電所の事故(原発事故)は、コンクリート業界へもその多重被災(風評被害)の影響が及んでいる。
事故により周辺に飛散した放射線物質は、福島県に限らず首都圏各県の下水汚泥、下水汚泥焼却灰などから高濃度のレベルで検出された。これら下水の脱水汚泥及び脱水汚泥を焼却・溶融した物を再利用して生産するセメントからも最も高い放射能濃度で(セシウム-134:250ベクレル/kg、セシウム-137:250ベクレル/kg)が検出された。
これについて5月12日には、原子力災害対策本部から『福島県内の下水処理副次産物の当面の取り扱いに関する考え方について』の通知が発出された。以下にその概要を示す。

1.脱水汚泥、溶融炉のスラグ等に関しては、県内の下水処理場、管理型処分場等に仮置きし、モニタリングを実施することを基本とする。
2.脱水汚泥等を再利用して生産するセメントは、クリアランスレベル以下であることを確認する。
3.既に生産されたセメントによる影響については*別紙の通り安全性を確認した。
4.関係する事業所においては、電離放射線障害防止規則に基づき作業員の被ばく管理等を行う。
*出典/引用:(別紙)福島県内の下水処理により発生する脱水汚泥を再利用して生産されたセメントによる放射線の影響評価について(原子力災害対策本部、協力:独立行政法人 日本原子力研究開発機構)

平成22年11月付・文部科学省・放射線安全規制検討会クリアランス技術検討ワーキンググループによる「汚染したコンクリート等の再利用を想定したシナリオ及び被ばく経路の評価」を基に、放射性物質を含む脱水汚泥を再利用して生産されたセメントによる放射線の影響評価を行った。セメントを壁材として再利用した場合の居住者(子供)の外部被ばく経路による被ばく量が最大となる。


上記の評価条件による分析の結果は、セシウム-134の被ばく量が、230μシーベルト/年、セシウム-137の外部被ばく量が、130μシーベルト/年、合計の線量は360μシーベルト/年と評価される。これは、平常時に原子力施設が公衆に与える被ばく限度である1mシーベルト/年を下回るものである。しかも計算に用いた放射性物質の放射能濃度を3月11日以降に生産されたセメントの最大値の2倍相当にて算出評価したものである。従って、過去に計測された放射能濃度の2倍を仮定しても、放射性物質を含むことによる健康への影響が起こることは考えがたい。

日本人が自然界から浴びる放射線量は、1.5mシーベルト/年。年100mシーベルト以下の健康への影響は科学的に立証されていない点も多いとされている。


これを受けて各セメントメーカーは、製造するセメント製品の放射能濃度をクリアランスレベル以下に安定的に保持すべく品質管理について各社発表している。
例えば、

1.下水汚泥等の受入・使用の停止
  排出元である自治体の下水処理場との放射線濃度管理体制が整備されるまでの間、当面受入を停止する。
2.関連データの開示
  第三者機関によるセメント製品の放射能濃度の測定値
  セメント製品の放射線量自主測定値

等、放射能に関する品質管理に万全を期している。


【放射能簡単Q&A】

Q:放射能と放射線との違いは?
A:「放射能」とは、放射線を出す能力。「放射線」は放射性物質から出される物と出てくる物。「放射線」の種類は、電磁波(x線、γ線)と粒子線(α線、β線等)があります。

Q:外部被ばくと汚染との違いは? 
A:「外部被ばく」は、放射線が身体に当たり、身体を通り抜けること。被ばくによる健康問題は、放射線の量によって健康影響が決まります。
  「汚染」は、放射性物質が身体表面や物に付着している状態(身体表面汚染)。周囲に汚染拡大の可能性があるので持ち歩かず、排除(払い落としたり、洗ったりする)。健康に影響する量ではない。(創傷汚染)汚染された物質が傷口などに付着してしまう。
  「内部被ばく」は、放射性物質を含んだ物を体内に吸収(飲食や呼吸等)し、体の中から被ばくすること。外部被ばくより危険です。

Q:放射能・線の単位は?
A:ベクレル(Bq)・放射線を出す能力
    1Bqは、1秒間に1個の原子核が崩壊すること
  クーロン/kg(C/kg)・照射線量
    x線、γ線の強さとして空気がイオン化される程度を示す
  グレイ(Gy)・吸収線量
    放射線のエネルギーが物質にどれだけ吸収されたかを表す
    1Gyは、物質1kg当たり、1ジュールのエネルギー吸収がある線量
  シーベルト(Sv)・線量当量
    人が放射線を受けた時の影響の程度を表す
    SvはGyに線質係数をかけたもの


Q:放射線は本当に危ない?
A:私たちの周りに存在する様々な危険や健康阻害リスクを寿命の短縮に置き換えて比較すると
  
健康阻害リスク余命損失日数の平均
喫煙2208日
心臓病618日
肥満1412日
ガン1137日
脳卒中515日
自動車事故91日
飲酒77日
大気汚染26日
自然放射線12日
原子力産業0.012日


Q:放射線被ばくによるガン発生リスクは?
A:一般に100mシーベルトの放射線を浴びた場合、ガン発生にリスクは、0.5%高くなります。100mシーベルト以下による被ばくでは、統計的に有意なガンの増加は認められないとされています。

以上、関係各位からお問い合わせがありましたので参考までに掲載しました。

新東産業株式会社 開発部 仲田昌弘
posted by 新東産業 at 09:00| 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする